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匿名の彼女たち(1)

2013年12月12日

· コメント(0) · 有坂汀

32歳。彼女なし独身。中堅商社勤務。そんな主人公・山下貴大を

通して描かれる「おねいちゃん」達の妖艶かつ悲哀を含ませた

物語を一話完結で描くマンガのコミックス第1巻です。

最近面白いと思うマンガの一つです。





本書は元々、読みきりの形でスタートしたのですが、人気があったので

週刊連載になったものです。個人的には今一番気になっているマンガで、


ここに収録されている話は雑誌掲載時にすべて読んでいるのですが、こうして


コミックス化されたものを改めて読んでみると、また違った味わいがあります。


物語は中堅商社勤務の独身男・山下貴大(32)が趣味の風俗通いで日本全国、


津々浦々の歓楽街で出逢った女性たちと様々なプレイをする中で、「嬢」たちと


触れ合うという現代の「マン遊記」でございます。取り上げられている街も


道玄坂、歌舞伎町、大塚、栄、古町、青森、飛田、そして自宅…。そこに


「男と女」があり、そこに「下半身」と「カネ」が絡むと「物語」が生まれる…。


すべて一話完結なのですが、主人公であり、狂言回しの役どころである


山下貴大君を通して、「おねいちゃん」たちのエロスや生暖かさ。そして少しほろ苦く、


また切ない姿が浮き彫りになってきました。ここで連想する言葉が、


僕の自我を形成するのに多大な影響を及ぼした藤原新也氏による写真集


『メメント・モリ』の中にある一節


「契り一秒。別離一生。この世は誰もが不如帰」


という言葉でありました。万人にお勧めできる漫画ではありませんが、


個人的にはとても面白い作品でございます。

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